中期経営計画

現在、モロゾフは2031年の創立100周年を見据えた中期経営計画「つなぐ～next stage 2031～」を進めております。

本年度を最終年度とする「Step1」では、「焼菓子」を核とした「戦略基盤の確立」を進めましたが、原材料価格の高騰など想定を超える環境変化により、当初の目標を大きく下回る見通しです。

これを踏まえ、本計画では業績の回復とさらなる成長に向けた戦略を着実に実行してまいります。これまでに築いた戦略基盤をベースに、戦略の実行を加速させ、創立100周年である2032年1月期には過去最高水準の業績を目指します。

また、大型設備投資の効果を最大化するため、資産効率を示すROAを新たな経営指標とし、9%を最終年度の目標とします。あわせて、資本効率を示すROEも目安である8%水準への早期回復を目指し、企業価値の最大化を図ります。

この目標達成のため、3つの中長期戦略テーマの実行をさらに加速いたします。

新たなる「成長戦略」の実現: 現在進行中の約83億円の大型設備投資をてこに、生産能力を大きく向上させます。「焼菓子」を確かな成長エンジンとし、既存市場の深耕と新市場開拓を加速させ、トップラインの拡大を実現します。
コスト抑制とさらなる生産性向上: 原材料価格高騰への対策を加速させるとともに、製造設備の自動化や店舗オペレーションの効率化を推進します。外部環境の変化に左右されない強靭なコスト構造を構築し、収益性を抜本的に改善します。
人材確保と従業員満足度向上: 持続的成長の基盤は「人」です。挑戦意欲のある多様な人材の確保・育成と、個々の能力を最大限に引き出す人事制度改革を進め、組織全体のパフォーマンスを最大化する人的資本経営を推進します。

創業以来受け継がれる「最高のおいしさ、安心・安全な品質、最良のサービス」を追求する精神のもと、すべてのお客様に笑顔をお届けするとともに、皆様から愛され、信頼される企業を目指してまいります。

代表取締役社⻑⼭⼝信⼆